お隣の名フィドラー、「ヴィンセント・グリフィン」

私の住んだアイル・ロッジのお隣には、偶然にもアイルランドを代表する名フィドル奏者が住んでいました。

 

彼の名は「ヴィンセント・グリフィン」。

 

80歳を超える大ベテランですが今も元気に演奏されていて、2012年には10年ぶりに新作CDをリリースしています。

 

かのマーティン・ヘイズも彼からレッスンを受けたことがあったそうです。 

バイオリンの葉加瀬太郎氏もTV番組の収録で彼のもとを訪れているそうです。

 

まったくの偶然で彼の家の隣に住むことになったのですが、隣にフィドルを弾く日本人が引っ越してきたという話を聞きつけて、よく家に招いてくれました。

家にヴィンセントが遊びに来た時の演奏です。私のフィドルで弾いてもらいました。

 

ヴィンセントの家
ヴィンセントの家。アイルロッジからはこんな風に見えます。
ヴィンセントの家
ヴィンセントのお宅。典型的な農家のお宅です。ヴィンセントの本業は農業です。
ヴィンセントの家
ヴィンセントのお宅の離れです。普段はここで音楽を弾いたりレッスンをしたりしています。

ヴィンセントの家には葉加瀬太郎のCDがありました。 番組の収録で訪れた際に置いていったそうです。
ヴィンセントの家には葉加瀬太郎のCDがありました。 番組の収録で訪れた際に置いていったそうです。
ウイスキーの準備をするヴィンセント。演奏前に酒を欠かさないのがフィドラーって本当なのかも?
ウイスキーの準備をするヴィンセント。演奏前に酒を欠かさないのがフィドラーって本当なのかも?

私はもともとマーティン・ヘイズやメアリー・マクナマラなど、ゆったりとした演奏をする人が好みだったので、始めの頃はドライブ感のあるヴィンセントの豪快な演奏には違和感があったのですが、足しげく通っているうちに彼の演奏に慣れ親しむようになりました。

巨匠と言われる演奏家から直に聞く昔の東クレアの音楽や、昔の演奏家の生活についての話はとてもためになりました。

ヴィンセントの家には多い時には一週間に2回とか行っていました。行けば数時間ぶっ通しで弾きまくるので、かなり鍛えられました。。

 

色々な曲も習いましたが、一番勉強になったのはウイスキーでした。(笑)

 

私はアルコールがからっきし駄目で、パブでもアルコール類は一切口にしないのですが、ヴィンセントの家に行くと必ずウイスキーが振る舞われるのです。。

 

せっかく入れてくれのを断るのも悪いし、多分ヴィンセントも飲み友が欲しいのだろうと思い、勧められるがままに口にするようにしていました。

 

始めの頃はちょっと飲んだだけでフラフラになってしまったのですが、何回か通っているうちに曲を数セット続けて弾くように、ウイスキーも数杯は軽くいける口に・・・・とは残念ながらならなかったのですが、ウイスキーを飲んで美味しいとは思えるようになったのは大きな収穫(?)でした。

ヴィンセント

またフィークルに行くときまで元気でいて欲しいです。