お勧めの教則本、曲集など

このページではアイリッシュ・フィドルの勉強、演奏に役立つ教則本や曲集などをご紹介しています。

アイリッシュに特化した教則本や、特定の地域の奏法について解説した曲集

アイルランド人の現役フィドル奏者が書いた数少ない教則本

The Irish Fiddle Book - By Matt Cranitch

ザ・アイリッシュ・フィドル・ブック - マット・クラニッチ著

Ossian Publications刊 ISBN: 1-900428-90-3

マット・クラニッチ教則本

アイルランド南部のコーク州出身のフィドル奏者、「マット・クラニッチ」によって書かれたアイリッシュフィドルのための教則本です。

最近はアイリッシュフィドルの教則本の類も増えてきましたが、以前は「教則本」といえばこれしかありませんでした。

本国アイルランドの演奏家は教則本を使うことはまずないので(アイルランドでは先生について習うのが普通で、独学という人は超少ないです)、アイルランド人の現役フィドル奏者が書いた教則本ということでもかなり貴重な教則本でした。

楽器を触ったこともなく、楽譜も読めないレベルの超初心者にも対応した教則本なので、これに沿ってじっくり練習していけば基礎的なことはだいだい身に付くかもしれません。

ただしアイルランドのフィドル奏法には地域性があって、この教則本に書かれている弓の使い方や、曲のバージョンは基本的にマット・クラニッチの出身地のコーク地方のスタイルの基づいたものとなっています。

アイルランドの南部のフィドル奏法で弾きたい人にはこの教則本でも良いかもしれませんが、他の地方の奏法を目指す人にはあまり役に立たないかもしれません。

これを一冊やればフィドルの神様に近づける!?

Bowing Styles in Irish Fiddle Playing Vol.1 - by David Lyth

ボウイングスタイルス・イン・アイリッシュフィドル・プレイング Vol1- デービット・ライス(リス?)

Comhaltas Ceoltoiri Eireann発行

Boying Styles in Irish Fiddle Playing

アイルランドのフィドル奏法には地域性があり、アイルランド中のフィドル奏者が皆同じ奏法で弾いているかというとそういうわけではありません。

地域によって弾いている曲から、同じ曲でも弾き方が異なったりするのですが、特に大きく違うのが弓の使い方(ボウイング)です。

この本はスライゴ州のフィドル奏法、スライゴ・スタイルにスポットを当てた曲集で、アイリッシュフィドルの神様とも呼ばれる「マイケル・コールマン」や、同時期に活躍した「ジェームス・モリソン」、「パディー・キローラン」が実際に使った弓使いの通りに書かれた楽譜が収録されています。所謂"完全コピー譜"になるでしょうか。

スライゴーといえばダービッシュやケヴィン・バークがルーツ持つ地ですので、この系統の奏法に興味にある人には役に立つのでは思います。

「マイケル・コールマン」、「ジェームス・モリソン」、「パディー・キローラン」の3人のスライゴ州出身のフィドル奏者の演奏を完全コピーした楽譜が収められています。

細かな弓のテクニックなども詳しく解説してあります。


クレアスタイル、シュリーヴルークラスタイルのボウイングをマスターしたい人必読

Bowing Styles in Irish Fiddle Playing Vol.2 - By David Lyth

ボウイングスタイルス・イン・アイリッシュフィドル・プレイングVol2 - デービット・ライス(リス?)著

Comahaltas Ceoltoiri Eireann発

ボウイングスタイルス・イン・アイリッシュフィドル・プレイング

上で紹介した曲集の続編にあたるのがこちらの曲集です。

Vol1ではスライゴスタイルの奏法にスポットを当てていましたが、Vol2主に「マンスター地方」のフィドル奏法にスポットを当てています。

シュリーヴ・ルークラ・スタイル、西クレアスタイル、東クレア・スタイル、ノースティぺラリーのスタイルに興味のある人にはこちらがお勧めです。

 

この本では

シュリーヴルークラ・スタイルの

ポードリック・オキーフ (Padraig O'Keeffe)

デニス・マーフィー (Denis Murphy)

ジュリア・クリフォード (Julia Clifford)

パディー・クロナン (Paddy Cronin)

ジョン・クロナン (John Cronin)


ウエスト・リムリックの

マーティン・モルヴィヒル (Martin Mulvihill)(アイリーン・アイバースの先生)

 

ウエスト・クレアの

パトリック・ケリー (Patrick Kelly)

ジュニア・クリハン (Junior Crehan)

ボビー・ケイシー (Bobby Casey)

ジョン・ケリー (John Kelly)

ジョー・ライアン (Joe Ryan)

 

東クレアの

パディー・カニー (Paddy Canny)(マーティン・ヘイズの叔父さん)


北ティぺラリー

ショーン・ライアン (Sean Ryan)(ホイッスルのショーン・ライアンとは別人)

 

の各フィドル奏者の奏法が紹介されています。


マンスター地方出身の著名なフィドル奏者が実際に使ったボウイングについて丁寧に解説されたとてもためになる曲集ですので、マンスター地域の奏法で弾きたい方にはぜひお勧めです。

ドネゴールスタイルを極めるのならこれがお勧め

The Northern Fiddler - By Allen Feldman & Eamonn O'Doherty

ザ・ノーザン・フィドラー - アレン・フェルドマン&エーモン・オドハティ著

Blackstaff Press Ltd刊

ノーザン・フィドラー

アイルランド北部に伝わるフィドル奏法、「ドネゴール・スタイル」と北アイルランドのティロン州のスタイルについて解説した本です。

アルタン」や数年前に来日した「パディー・グラッキン」やボシーバンドの初代フィドラー「トミー・ピープルズ」などのアイルランド北部のスタイルに興味のある人にお勧めの一冊です。

アルタンに影響を与えた「ジョニー・ドハティー」などドネゴールの偉大なフィドル奏者たちについて色々と書かれています。

北アイルランドのティロン州も独特のフィドル奏法が伝承されている地域で、現在ではカホル・ヘイデンがこのエリアの代表的なフィドル奏者です。

アイルランド音楽の歴史や楽器、奏法の全体的なことについて触れた本

日本語で読める数少ないアイルランドの音楽とダンスの解説書

アイルランドの民族音楽とダンス -ブレンダン・ブラナック著 (竹下英二訳)

全音楽譜出版社刊 ISBN4-11-880075-6

アイルランドの民族音楽とダンス

数少ない日本語で読めるアイルランド音楽全般について解説された本がこちらです。

著者のブレンダン・ブラナックはアイルランド伝統音楽の世界ではとても重要な存在で、イリアンパイプの奏者として活躍したほか、アイルランドの文部科学省からの依頼を受けてアイルランド伝統音楽の曲集「Ceol Rince na hEireann」を編纂したことでよく知られています。

この本一冊でアイルランドの音楽とダンスに関する全般的なことを学ぶことができます。

現在では絶版となってしまっていて、まれにオークションやアマゾンなどに出品されていることもありますが、かなり高額で取引されています。

大きな図書館等だと置いてあるところもあるそうです。

目次です

伝統音楽の技法と様式についての解説はとてもためになります

同じ本の原著です。原著は今でも簡単に手に入ります


これがあればあなたもアイルランド音楽博士!?

Companion to Irish Traditional Music - Fintan Vallely

コンパニオン・トゥ・アイリッシュ・トラディショナル・ミュージック - フィンタン・バレリー

Cork University Press (コーク大学出版) ISBN: 978-1-85918-450-9

コンパニオン・トゥ・アイリッシュ・トラディショナル・ミュージック

832ページもある分厚いアイルランドの音楽に関連したありとあらゆる情報が網羅したアイリッシュ音楽の百貨辞典です。

ここの載っていることを全て知っていればアイルランド音楽博士になれるかも?

演奏家のことや、楽器のこと、歴史に関連したことがらなど、ちょっとしたことを知りたいときに便利な一冊です。

 

厚さは広辞苑くらい?

楽器のことや

有名な演奏家についの詳しい記述があります


楽譜集(全ての楽器に対応)

下に紹介しているのは、アイルランド音楽を演奏する人たちの間でよく弾かれている所謂「スタンダード曲」が多く収められた曲集です。

特にフィドルで演奏するために書かれているわけではなく、あくまで旋律だけが載っているものになります。

アイルランド音楽は楽器が変わっても弾く旋律は同じなので、こういった曲集はどの楽器用というわけでもなく全ての楽器に対応しているといってもいいのですが、裏を返せばどの楽器にも対応していないともいえます。

この手の曲集は、楽譜が読めて楽譜通りに弾いたとしても、先にアイルランド音楽の弾き方を知っておかない限り、アイルランド音楽らしく弾くことはできないのものです。

「バイブル」と呼ばれているマストハブな曲集

O'Neill's 1001 The Dance Music of Irelad - Francis O'Neill

オニールズ1001 ザ・ダンス・ミュージック・オブ・アイルランド - フランシス・オニール

Walton's Musical Instrument Galleries Ltd. ISBN 1-857200-27-6

オニールズ1001

ジグやリールなどアイルランドの代表的なダンス曲を1001曲収めた楽譜集です。

アイルランド音楽版の「千一(センイチ)」といったところでしょうか。

アイルランド音楽の演奏家の間で「バイバル」と呼ばれているほどよく知られている曲集の1冊です。単に「ブック(book=本)」と呼ばれることもあります。

この曲集はコーク州出身のフルート奏者で後にアメリカへ移民しシカゴでシカゴ警察の警察署長になった「フランシス・オニール」によって編纂され1907年に発行されました。

もともとは1850曲を収めた曲集だったのですが、分厚くて持ち運びにくいことからコンパクトにしたバージョンを求める声が多くのミュージシャンから寄せられたことから、内容を絞り込んで再編纂されたのがこの1001曲バージョンの曲集です。

左が1850曲バージョン。

右が1001曲バージョン。

2冊の厚さの違い


アイルランドの文部科学省傘下の出版社が発行する正統派の曲集

Ceol Rince na hEireann - Breandan Breathnach

キョール・リンケ・ナ・へーラン - ブレンダン・ブラナック

An Gúm

キョール・リンケ・ナ・へーラン

上で紹介している「アイルランドの民族音楽とダンス」を書いたブレンダン・ブラナックが編纂した曲集。第5巻まで出ています。

「オニールズ」に収録されている曲のほとんどはフランシス・オニール自身の演奏を元に採譜したものですが、こちらは「多数の演奏家が実際に演奏したのを」採譜して収めたのが特徴です。

巻末には曲の出所と、誰の演奏が元になっているかの説明がアイルランド語で書かれています。

アイルランドの文部科学省傘下の出版社から発行されているとあってか曲の公式なリファレンス的に用いられることも多いです。

現在までに5巻出ています。

巻末には曲の出所、誰の演奏が元になっているのかの説明が載っています。


定期的に刊行されているアイルランド音楽、フィドル関係の雑誌、機関誌等

唯一のフィドル専門誌。発行しているのはジェリー・ホランドの奥さん

Fiddler Magazine

フィドラー・マガジン

フィドラーマガジン

カナダのケープブレトン島で発行されているフィドルの専門誌です。

北米の様々なジャンルの音楽で使われているフィドル奏法を対象しています。

アイリッシュも頻繁に特集が組まれ、アイルランドの著名な奏者のインタビューや奏法解説などは役に立ちます。

トミー・ピープルズやリズ・キャロル、マレード・ニ・ウィニー等有名なアイリッシュフィドラーの特集も多く組まれています。

創刊号はマーティン・ヘイズ特集でした。

アイリッシュフィドル向けのボウイングエクササイズなどアイリッシュに役に立つ連載記事も載っています。


アイルランドで最も権威のある伝統音楽の振興団体「コールタス」の機関誌

Treoir

トレオール

Comhaltas Ceoltoiri Eireann発行

トレオール

アイルランドに本部のあるアイルランド伝統音楽の協会、「Comhaltas Ceoltoiri Eireann(コールタス・キョールトリ・エーレン)が発行している機関誌です。

アイルランド本国でアイルランド音楽に関わるほとんどの人が会員になっているといっても過言ではないので、アイルランド音楽の「今」を知るためにはとても役に立ちます。

毎年開催されているアイルランド音楽で最も権威のあるコンクール「フラーキョール」の情報や、アイルランド音楽の演奏家のための演奏技能試験、講師の資格を取るための情報などもこの機関誌に載っています。

フラーキョール(アイルランド音楽の世界的なコンクール)の特集号には入賞者達のリストが掲載されます。

色々な地域のローカルミュージシャンの特集もあってためになります。


その他のためになる読み物

アイルランド音楽の「バイブル」を書いたフランシス・オニールのことが分かる一冊

A Harvest Saved - Francis O'Neill and Irish Music in Chicago

By Nicolas Carolan

ア・ハーベスト・セーブド - フランシス・オニール・アンド・アイリッシュミュージック・イン・シカゴ

ニコラス・キャロラン著

Ossian Publications ISBN 1-900428-11-3

A Harvest Saved - Francis O'Niell and Irish Music in Chicago

上で紹介したアイルランド音楽のバイブルと呼ばれている曲集「オニールズ1001」を編纂したフランシス・オニールのバイオグラフィーを綴った本です。

コークでの生活のことからアメリカに渡ってからの生活のことなど、オニール自身のエピソードと合わせて、アイルランド音楽がアメリカでどのよに変容していたっかなども分かってとても面白いです。

昔の演奏家の写真も多く載っていて、当時の演奏スタイルを知るのにも役立ちます。
昔の演奏家の写真も多く載っていて、当時の演奏スタイルを知るのにも役立ちます。

Blooming Meadows - The World of Irish Traditional Musicians

Fintan Vallely & Charlie Piggott

ブルーミング・メドーズ - ザ・ワールドオブアイリッシュトラディショナルミュージシャンズ

フィンタン・バレリー&チャーリー・ピゴット著

Town House and Country House ISBN:1-86059-067-5

アイルランド音楽界を代表する30人の演奏家の半生を書き綴った本です。

興味のない人にはどうでもいいことかもしれませんが、彼等がなぜアイルランドの伝統芸能の道に進み、何を思って音楽を弾いているのかがよく分かって面白いです。

マーティン・ヘイズやシャロン・シャノン、アルタンのマレード・ニ・ウィニーなど現在もアイルランドを代表する演奏家のストーリーを読むことができます。

その他の曲集(特定の奏者によって作曲された曲を収録した曲集など)

The Collected Compositions of Ed Reavy Compiled by Joseph M Reavy

ザ・コレクテッド・コンポジションズ・オブ・エド・リーヴィー

Green Grass Music IBN 0-9528370-0-5

エド・リーヴィーの曲集

キャヴァン州(Co.Cavan)出身のフィドル奏者、エド・リーヴィー(1898-1988)によって作曲された曲を収めた曲集です。

彼によって作曲されたリールやジグ、ホーンパイプなど127曲のダンス曲が収録されています。

曲集を纏めたのは彼の息子のジョセフ・リーヴィーで別売りのカセットテープ(!)では彼が曲集に収められている曲を全曲弾いています。

エド・リーヴィーは多くの曲を残していますが、リールのハンターズ・ハウス(Hunter's House)やラブアットザエンディングス(Love at the Endings)などが代表曲としてよく知られています。

The Hidden Ireland - The First selection of Irish Traditional Compositions of Sean Ryan

Compiled by Brian Ryan

ヒドゥン・アイルランド - ザ・ファースト・セレクション・オブ・アイリッシュ・トラディショナル・コンポジションズ・オブ・ショーン・ライアン

ショーン・ライアンの曲集

ティぺラリー出身のフィドル奏者「ショーン・ライアン」によって作曲された曲を収めた曲集です。

日本によく来るティン・ホイッスル奏者のショーン・ライアンとは別人です。

エド・リーヴィーと並びショーン・ライアンの作曲した曲もアイルランド中で盛んに弾かれています。

代表曲にはリールオブリオ(Reel of Rio)、グレンオブアハロウ(Glen of Aherlow)、トリップトゥニーナ(Trip to Nenagh)、キャッスルジグ(Castle Jig)、ナイチンゲール(Nightingale)などが知られています。

Definitive Collection of Paddy O'Brien - Compiled by Eileen O'Brien

ディフィニティヴ・コレクション・オブ・パディ・オブライエン

パディ・オブライエン曲集

ティぺラリー出身のアコーディオン奏者「パディ・オブライエン」によって作曲された曲を収めた曲集です。

上のショーン・ライアンとは従兄弟の関係にあたります。

曲集を編纂した娘のアイリーン・オブライエン(Eileen O'Brien)はオールアイルランドフラーでも優勝しているアイルランドを代表するフィドル奏者の一人です。

パディ・オブライエンもオールアイルランドの優勝者で、アイルランド音楽におけるボタンアコーディオン奏法のパイオニアの一人と言われています。

代表曲としてディニー・オブライエンズ(Dinny O'Brien's)、オーモンド・サウンド(Ormond Sound)、ラーキンズ・ビーハイヴス(Larkin's Beehives)、ザワンザットワズロスト(The One That Was Lost)などが知られています。

Musical Memories Vol. 1 - Charlie Lennon

ミュージカル・メモリーズ - チャーリー・レノン

チャーリー・レノン曲集

リートリム州(Co. Leitrim)出身のフィドル奏者「チャーリー・レノン」が作曲した曲を収めた曲集です。

フィドル奏者としてだけでなく、ピアノの伴奏でも有名です。

代表曲にはロードトゥーキャシェル(Road to Cashel)、キルティ・タウン(Kilty Town)、リートリム・リルター(Leitrim Liter)などが知られています。

The Leitrim Fiddler 103 Tunes Composed by Joe Liddy

ザ・リートリム・フィドラー - ジョー・リディ

上のチャーリー・レノンと同じくリートリム州(Co. Leitrim)出身のジョー・リディが作曲した103曲の曲を収めた曲集です。

レッド・ビー(Red Bee)という曲が代表曲として知られています。

2014年に来日したアイルランドを代表する若手コンサーティーナ奏者「イデル・フォックス」が他のジョー・リディの曲を好んで取り上げていましたが、

Martin Junior Crehan - Musical Compositions and Memories 1908-1998

マーティン・ジュニア・クリハン - ミュージカル・コンポジション・アンド・メモリーズ

クレア出身のフィドル奏者「ジュニア・クリハン」が作曲した曲を収めた曲集です。

ジュニア・クリハンはアイルランド音楽最大の音楽サマースクール「ウィリー・クランシー・サマースクール」が開催されるミルタウン・マルベイのすぐ近くの村の出身で、サマースクールの創始者の一人でもありました。

代表曲としてミストカバードマウンテン(Mist Covered Mountain)、フェアエルトゥミルタウンマルベイ(Farewell to Mitown Malbay)、ハーラブリーヘアワズフローイングダウンハーバック(Her Lovely Hair was Flowing down her Back)などが知られています。

Fr Kelly's Favourites - a musical tribute to composer Fr PJ Kelly

ファーザー・ケリーズ・フェイバリット

ゴールウェイ州出身のアコーディオン奏者「ファーザー・ケリー」が作曲した曲を収めた曲集です。

セッションでもよく弾かれる「ファーザー・ケリーズ」はこの人によって作曲された曲です。

この曲集には「ファーザー・ケリーズ」のほか33曲の自作曲が収められています。

ファーザー・ケリーは神父(ファーザー)が本業で、世界中の教会に派遣されて神父の職務に就いていました。

曲集の中にある「フィジー・ジグ(Fiji Jig)」や「フィジー・リール(Fiji Reel)」はフィジーに派遣されていたときに作曲されたそうです。

The Turoe Stone - Vincent Broderick

ザ・トゥロー(?) ストーン - ヴィンセント・ブロードリック

ヴィンセント・ブロードリック曲集

ゴールウェイ出身のフルート奏者「ヴィンセント・ブロードリック」が作曲した曲を収めた曲集です。

ヴィンセント・ブロードリックの作曲した曲はエド・リーヴィーやショーン・ライアンの作曲した曲と並び多くがセッション等でも頻繁に弾かれる「コモンチューン(common tune)」となっています。

アラウンドザフェアリーフォート(Around the Fairy Fort)、ザニューブルーム(ザニューブルーム)、ハウンテッドハウス(Haunted House)、ルーカリー(Rookery)などが代表曲として知られています。

A Musical Voyage with Brendan Tonra Sligo Fiddler and Composer

ア・ミュージカル・ヴォヤージュ・ウィズ・ブレンダン・トンラ

メイヨー州出身のフィドル奏者「ブレンダン・トンラ」が作曲した曲を収めた曲集です。

長くボストンに住んでいた奏者でアイルランドよりもアメリカの方でよく知られていた存在でした。

トンラズ・ジグ(Tonra's Jig)はセッションでもよく弾かれている彼の代表曲の一曲です。

The Keegan Tunes - a selection of traditional Irish Music - Composed by Josephine Keegan

ザ・キーガン・チューンズ - ア・セレクション・オブ・トラディショナル・アイリッシュ・ミュージック - コンポーズド・バイ・ジョセフィン・キーガン

北アイルランドのアーマー州出身のフィドル奏者「ジョセフィン・キーガン」が作曲した曲を収めた曲集です。

ジョセフィン・キーガンはピアノの伴奏家としても有名で、以前はベルファストのフィドルの達人「ショーン・マグワイヤ」の伴奏を務めることがよくありました。

代表曲にはザカルー(The Curlew)(アルタンも録音している)や、ジョセフィン・キーガンズ(Josephine Keegan’s)などがよく知られています。

Collected - Liz Carroll

コレクテッド - リズ・キャロル

ISBN: 978-0-615-37814-5

リズ・キャロル曲集

シカゴ出身のフィドル奏者「リズ・キャロル」が作曲した曲を収めた曲集です。

リズ・キャロルはシカゴ生まれのアイルランド系アメリカ人のフィドル奏者ですが、アイルランドでもとても人気のある奏者です。

高い技術を持った奏者で、彼女のような演奏に憧れる若い奏者が多くいます。

彼女の作曲した曲は簡単には弾くことの出来ない難易度の高い曲が多いですが、「アウト・オン・ザ・ロード(Out on the Road)」、「プリンセス・ナンシー(Princes Nancy)」、「ジョニー・ハーリングス(Johnny Harling's)」、「ロード・トゥ・リカバリー(The Road to Recovery)」などはセッションなどでも弾かれることもあるポピュラーな曲です。

The Grouse in the Heather - Music Composed by Marcus Hernon

ザ・グロース・イン・ザ・へザー - ミュージック・コンポーズド・バイ・マーカス・ハノン

コネマラ出身のフルート奏者「マーカス・ハノン」が作曲した曲を収めた曲集です。

とてもパワフルな演奏をする奏者で、コネマラの方ではよく知られているフルート奏者の一人です。

フルートの製作家でもあり、自身のCDで演奏している曲の大半(あるいは全部?)は自作のフルートで吹いています。

有名なアコーディオン奏者「P.J.ハノン」はマーカスの兄にあたります。

二人で録音したCDも何枚かリリースされています。

Ceol an Chláir - Original Compositions - Paddy O'Donoghue

キョールアンフロー(クロー?) - オリジナル・コンポジションズ - パディ・オドノヒュー

Comhaltas Ceoltoiri Eireann

パディ・オドノヒュー

東クレアのボダイク(Bodyke)出身のフルート奏者「パディ・オドノヒュー」が作曲した曲を収録した曲集です。

パディ・オドノヒューは結成70年を誇るタラ・ケーリー・バンドの初代のフルート奏者で、父親のマイキー・ドノヒューは、同じ東クレアのコンサーティーナ奏者メアリー・マクナマラは影響を与えたコンサーティーナ奏者でした。

パディのソロCD「The Rose of Killagh」
パディのソロCD「The Rose of Killagh」

パディの息子のシリル・オドノヒュークレアはクレアを代表するギター&ブズーキー奏者として色々なミュージシャンのCDに参加しています。パディ・オドノヒューの作曲した曲は全国的にはマイナーですが、「トリップ・トゥ・ピーターズ(The Trip to Peterswell)」や「スリー・ホワイト・キャッツ(The Three White Cats)」はリムリックのフルート&イリアン・パイプス奏者「ルイーズ・モルカヒー」のCDで取り上げられています。

パディはアイルランドのフルート奏者としては珍しくシルバーのモダンフルートでアイリッシュ音楽を演奏していました。


タラ・ケーリー・バンド

結成当時のタラ・ケーリー・バンド

イリアン・パイプスを持って座っているのがパディ・オドノヒュー。右端のフルートを持って立っているのがウィリー・クランシー。左端はマーティン・ヘイズの父親のP.Joeヘイズ。

パディ・オドノヒュー(Paddy O'Donoghue)

シルバーフルートを吹くパディ・オドノヒュー。パディはアイリッシュ音楽の世界では珍しくシルバーのモダンフルートで伝統音楽を演奏していました。