Carrauntoohil Co. Kerry 1038m

Carrauntoohil (カラントゥーヒル山)はアイルランドで最も高い山です。

同時にケリー州とマンスター地方の最高峰でもあります。

 

一国の最高峰といってもその高さはわずか1,038メートル。※

 

日帰りで簡単に登れてしまいます。

 

※1,040メートルまたは1,041メートルと記述している本/サイトもあります)。

Carrauntoohil遠景
Carrauntoohil遠景

色々な登り方があるようですが、北側のCronin's Yardを起点としDevil's Ladderを経由するルート、

 

西側からアイルランド標高第2位のBeenkeraghを経由するルートがポピュラーなようです。

私はどちらのルートでも登ってみましたが、個人的には西側から登るルートの方が好きです。

Carrauntoohil西側の登山口。
Carrauntoohil西側の登山口。
登山口に立てられているケリー山岳救助隊の設置した注意書き看板。
登山口に立てられているケリー山岳救助隊の設置した注意書き看板。

西側から登るルートは「Coomloughra」という湖を馬蹄形に一周するので「Coomloughra Horseshoe」と呼ばれています。

Coomloughra馬蹄形ルート概要。
Coomloughra馬蹄形ルート概要。

登山口の門を越えるとまず現れるのが、「Hydro-track」と呼ばれている辛うじて舗装されている「だらだら坂」です。

 

この坂は傾斜がけっこうキツく、あまりにも単調でそれでいて距離も長いので、かなり堪えます。。

 

この「Hydro-track」の下にはパイプが通してあって、上にある「Coomloughra湖」から引いた水をこの道の急斜面を利用して発電しているのだそうです。

 

それ故に「hydro-track (水力発電路)」と呼ばれているのだそうです。

 

年間約1,000ユーロ分の発電量があるそうです。

Hydro-track towards Carrauntoohil
辛うじて舗装されている「Hydro-track」。

単調な「hydro-track」をひたすら歩くこと数十分、「Coomloughra湖」に辿り着くといったん辺りが開けます。

 

Coomloughra発電所(!?)はとても簡素で、こんなシンプルな施設でも一日1,000ユーロ分もの電気が作れるのかと感心してしまいます。

Coomloughra湖の取水施設。超小規模な「ダム」です。
Coomloughra湖の取水施設。超小規模な「ダム」です。

湖に辿り着くと、ルートが二手に分かれます。

 

馬蹄形ルートを時計回りに回るか、反時計回りで回るかの2つの選択肢があるのです。

 

時計回りルートの場合、先にアイルランド標高第2位の「Beenkeragh山」に登ってから「Carrauntoohil」へ至ります。

 

反時計回りだと、先にアイルランド標高第3位の「Caher山」を経てから「Carrauntoohil」を目指します。

 

ガイドブックよると、取り敢えずアイルランド最高峰である「Carrauntoohil」山頂に辿り着くことを第一の目標にするのであれば、反時計回りの方がお勧めだそうです。

逆時計回りでCoomloughra馬蹄形縦走ルートを行く。アイルランド標高第3位の「Caher山」まで再びだらだら坂が続きます。
逆時計回りでCoomloughra馬蹄形縦走ルートを行く。アイルランド標高第3位の「Caher山」まで再びだらだら坂が続きます。

時計回りのルートは途中に「Beenkeragh Ridge」というとても狭い尾根、所謂ナイフリッジを越えなければならず、悪天候の際に通るのは危険だそうです。

 

荒天の際は頂上に辿り着く前に引き返さないといけないこともあるので、それでとにかくアイルランドの最高地点に立つことが目的であれば、「Beenkeragh Ridge」を避けるのがお約束のようです。

前の山がアイルランド標高第2位の「Beenkeragh山(1008m)」。左手に延びるのが難所とされる「Beenkeragh Ridge」。人が一人通れる程の細い尾根なので、かなりのスリルがあります。
前の山がアイルランド標高第2位の「Beenkeragh山(1008m)」。左手に延びるのが難所とされる「Beenkeragh Ridge」。人が一人通れる程の細い尾根なので、かなりのスリルがあります。

私は時計回り、反時計回りの両方を歩いてみましたが、個人的には時計回りの方が歩きやすいと感じました。

 

「Beenkeragh Ridge」はとても狭いですが、もの凄く危険という感じでもないです。

 

掴むところはいっぱいあるので、どうしても怖ければ目の前の岩にしがみつきながら、這って進めば良いのかなと思いました。

Beenkeragh Ridgeの途中でガスってしまうとこの通り、一寸先も見えず怖い思いをします。
Beenkeragh Ridgeの途中でガスってしまうとこの通り、一寸先も見えず怖い思いをします。

無事に「Beenkeragh Ridge」を越えると、「Carrauntoohil」山頂に立てられている十字架が見えてきます。

 

アイルランドには山頂に十字架が立てられている山を多く見る事が出来ます。

Carrauntoohil山頂の十字架
Carrauntoohil山頂の十字架
冬のCarrauntoohil山頂。雪が滅多に降らないアイルランドですが、冬の高い山の上はご覧の通り一面の銀世界。標高は高くないのですが、下界では決して見る事の出来ない雄大な眺めを楽しむ事ができます。
冬のCarrauntoohil山頂。雪が滅多に降らないアイルランドですが、冬の高い山の上はご覧の通り一面の銀世界。標高は高くないのですが、下界では決して見る事の出来ない雄大な眺めを楽しむ事ができます。

Carrauntoohilの山頂は割と広々としていますが、強い風が吹いていることも多いので、風の強い日は風に体温を奪われないよう、頂上での休憩は避けた方がいいかもしれません。

雲に映った「影富士」ならぬ「影Carrauntoohil」。なかなか見る事の出来ない光景だそうです。
雲に映った「影富士」ならぬ「影Carrauntoohil」。なかなか見る事の出来ない光景だそうです。
アイルランド標高第3位の「Caher山(1001m)」。
アイルランド標高第3位の「Caher山(1001m)」。
ケリー山岳救助隊が設置した注意書き。ここからは下りれないようです。
ケリー山岳救助隊が設置した注意書き。ここからは下りれないようです。

Carrauntoohilはのんびりと休みを入れながら歩いても6~7時間で行って帰ってこれます。

 

普通に登る分には登山の専門的知識がなくても大丈夫なので、ケリー方面を旅行される時にはぜひお勧めしたい山です。

 

頂上からの景色は本当に雄大で、アイルランドの美しさを再認識させてくれます。

Photos of the Carrauntoohil