ライブ@Muriwui

祖師ヶ谷大蔵のカフェ「ムリウイ」でのライブ、無事に終わりました。

ライブにお越しくださった皆様、ありがとうございました。

演目は特に何かこだわりを持って決めたわけではないのですが、今回のライブでは割と最近の演奏家が作曲した曲を多く演奏しました。

以下は昨日のライブの演目です。

1. Sporting Paddy - John Doherty's  -  McFarley's (Reels)

1部の最初に弾いたセットです。

一昨年に来日公演したダブリン出身のフィドル奏者「パディ・グラッキン(Paddy Glackin)」のCD「In Full Spate」に収められていたセットをまるごと拝借させていただきました。

1曲目はドネゴールバージョンのSporting Paddyでパディ・グラッキンが教えたワークショップでも習いました。2曲目のJohn Doherty'sは2ndパートが9小節あるちょっと変わった曲。3曲目は「Maids of Castlebar」のドネゴールバージョンだそうです。

2. An Paistín Fion - John McHugh’s (Jigs)

1曲目はコンサーティーナ奏者のメアリー・マクナマラ(Mary MacNamara)の演奏から学びました。彼女のCD「Blackberry Blossom」にも収録されていますが、私のバージョンはCDとはちょっと違います。先日来日したコンサーティーナ奏者のイデル・フォックス(Edel Fox)は同じ曲の"Cナチュラルバージョン"をワークショップで教えていました。

2曲目は最近よく弾いている曲です。

3. The Ceilier - Braian Quinn's (Reel)

2曲ともCavan出身のフィドル奏者「エド・リーヴィー(Ed Reavy)」が作曲した曲です。ゴールウェイ出身のフィドル奏者「ブリーダ・ケヴィル(Breda Keville)」のCD「Hop Down」に同じセットが収録されています。

私が弾いたバージョンは彼女の演奏とゴールウェー出身のフルート奏者「パディー・カーティー(Paddy Carty)」の演奏を参考にしています。

4. The Wild Geese - The Limerick Lasses (Air - Reel)

アイルランドの大学の伝統音楽コースに通っていた時に宿題で「Rebellion of 1798(アイルランドで1798年に起こった反乱)に関連した曲について調べ演奏する」というのが出て、その時に初めて覚えたのがこのエアです。

当時はエアを弾き慣れていなくて学校では散々な演奏をしましたが、今ではお気に入りの一曲になりました。

エアに続けて弾いたリールは4パートの「Limerick Lasses」。

ニューヨーク出身のフィドル奏者「キャサリン・コリンズ(Kathleen Collins)」のCDから学びました。

5. Paddy Canny’s Toast - Paddy Fahey’s (Reels)

1曲目はLeitrim出身のフィドル奏者「チャーリー・レノン(Charlie Lennon)」が作曲した曲です。2曲目はゴールウェー出身のフィドル奏者「パディー・ファヒー(Paddy Fahey)」によって作曲されました。

6. The High Hill - Maud Miller (Reels)

1曲目は3セット目の曲と同じくエド・リーヴィー作曲の曲。2曲目は比較的「common」な曲?ではないでしょうか。2曲ともゴールウェー出身のコンサーティーナ奏者「クレア・ケヴィル(Claire Keville)」とクレア在住のフィドル奏者「ジョン・ウィアー(John Weirr)」、ハープ奏者の「Eithne Ni Dhonaile」の3人によるCD「An Tri is a Rian」から学びました。

7. The Donegal Jig - Princess Nancy(Jigs)

このセットからフルートの須貝知世さんに参加していただきました。

1曲目はPeg McGrath(フルート), Kathleen Smyth(フィドル), Mary Mulholland(ピアノ)の3人の女性奏者による、フルートとフィドルのデュエットアルバムの大名盤「Cherish the Ladies」から学びました。2曲目はシカゴ出身のフィドル奏者「リズ・キャロル(Liz Carroll)」が作曲した曲です。

8. The Callan Lassies - Pipers Despair (Reels)

こちらも前のと同じくPeg McGrath(flute), Kathleen Smyth(fiddle), Mary Mulholland(piano)によるアルバム「Cherish the Ladies」から拝借しました。

彼女たちのCDでは2曲目は「The Flowing Bowl」と呼ばれています。

9. Jennifers Waltz - Larkin’s Beehives - Hanly’s Tweed (Waltz - Reels)

1部最後のセットです。3曲ともティペラリー出身のフィドル奏者「アイリーン・オブライエン(Eileen O'Brien)」の演奏から学びました。2曲目、3曲目はアイリーンのお父さんの「パディー・オブライエン(Paddy O'Brien)」によって作曲された曲です。

10. The Fairy - The King Of The Pipers (Slip Jig - Jig)

2部の最初に弾いたセットです。2曲とも1部の最初に弾いた曲と同じく「パディー・グラッキン(Paddy Glackin)」のCDから学びました。

11. Leddy From Cavan - Paddy Fahey’s (Reels)

1曲目は再びエド・リーヴィー作曲の曲。

2曲とも1部の6セット目と同じくクレア・ケヴィル、ジョン・ウィアーとEithne Ni Dhonaileによる「An Tri is a Rian」から拝借しました。

12. Kenmare Bay - Lough Fada (Hornpipes)

今回唯一のホーンパイプのセット。2曲ともコーク出身のフィドル奏者「ジョン・ドワイヤー(John Dwyer)」によって作曲されました。

13. The West Wind - For The Sake Of Old Decency (Reels)

ゴールウェー出身のフィドル奏者ブリーダ・ケヴィルのCDに入っていたセットを拝借しました。1曲目はウィリー・クランシー(Willie Clancy)の演奏も有名です。

14. The Woods Of CaolRua - Karen's Delight (Jigs)

2曲とも先ほどのホーンパイプと同じくジョン・ドワイヤーが作曲した曲です。彼のソロCD「The Dursey Sound」に収録されているほか、先日来日したコンサーティーナ奏者「イデル・フォックス」のCD「Sunny Banks」にも入っています。

15. Feabhra - P.Joe's - The Mountain Lark - Tom Doherty’s (Reels)

マーティン・ヘイズ(Martin Hayes)がよくライブで弾いていたセットです。1曲目はパダー・オリアダ(Peadar O'Riada)が作曲した曲。2、3曲目はタラ・ケーリー・バンドでもお馴染みのセット。マーティン本人は最後のトム・ドハティーズはマーティン風にBパートでトリプレットを多用するバージョンにトライしてみましたが、ちゃんとキマらなかったのが残念。。

16. Fisherman’s Islnad - Pride of Rathmore (Reels)

このセットから再びゲストの須貝知世さんに参加してもらいました。

1曲目はまたまたエド・リーヴィーが作曲した曲です。2曲目は一番最初はフィドル奏者のモーラ・オキーフ(Maire O'Keffe)のワークショップで聞きました。ワークショップでは3パートバージョンを教えたのですが、本人のCDでは2パートバージョンで弾いています。私のバージョンはモーラのバージョンの他にフルート奏者のマイク・ラファティー(Mike Raffatty)の演奏も参考にしています。

17. Jimmy Lyon’s - The Rookery (Strathspey - Reel)

こちらは須貝さん選曲のセットです。1曲目はストラスペイ(strathspey)というタイプの曲で、スコットランドでよく演奏されるタイプの曲です。2曲目はヴィンセント・ブロードリック(Vincent Broaderick)が作曲した曲です。

18. The Bag Of Money - A Parcel Of Land (Reels)

2 曲ともフィドル&ピアノ奏者チャーリー・レノン(Charlie Lennon)が作曲した曲です。フィドル奏者Frankie GavinのCD「Frankie Goes Town」から学びました。フランキーのCDでは「The Dowry Reels」と呼ばれています。

19. Leitrim Bucks - The Foxhunter’s Reel (Reels)

最後のセットの曲です。

1曲目はセッションチューンとしてもお馴染みのバックス・オブ・オランモア(Bucks of Oranmore)にそっくりな曲。一番最初はフィドル&バンジョーのジョン・カーティー(John Carty)のワークショップで習いました。フルートとの相性が良いみたいで、Frankie Gavin(フルート奏者として)やジューン・マコーマック(June McCormack)などが取り上げています。

2曲目のフォックス・ハンターズはセッションチューンとしてお馴染みの曲です。遊びどころがいっぱいあるので、ライブの最後によく弾いています。

20. Tarbolton - The Longford Collector - The Sailor's Bonnet (Reels)

嬉しいことにアンコールを頂けたので、最後の最後はこのセットで締めさせていただきました。セッションでも定番のセットです。